空気公団 /山崎ゆかり

街の中の一角

のど飴を食べながら街を歩いていると
ラーメン屋のような喫煙スペースがあり
そこでばったり作家に会った
互いに用はあるもののなんとかお茶をしようと
向かった先は互いに懐かしの喫茶店だった
来月だったか5月に11冊目の本を出すらしい彼は
この街を題材にした連載をしている
「この街は何か、何かを覆い隠そうとしている」
のど飴が頭の中で割れた