空気公団 /山崎ゆかり

Live ぼくらの空気公団

□ライブツアーレポート
□ライブ写真 photo:TAKAMURDAISUKE
□ライブの様子一部紹介

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ライブ写真(東京/大阪)

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Live ぼくらの空気公団 ライブツアーレポート第4回(文/窪田渡)
2010年5月16日(日)東京 SuperDeluxe

さて、いよいよ東京公演です。今回のツアーで、どこに行っても今までとは少し違う感触があったので、その集大成とすべく意気込みは十分です。 (意気込みすぎるとろくなことはありませんが…。) 5月の連休明けからリハーサル開始です。 今回の東京公演の演奏メンバーは、空気公団に加えて、奥田健介(g)さん、良原リエさん(key)、笹井享介さん(dr)、山口ともさん(prc)です。 今回のツアーに参加した全員に加え、パーカッションに山口ともさんを迎えて演奏するのです。 ライブや録音でもうおなじみの方です。演奏にまた新しい色が加わります。つまり今回はフルバンド編成です。 山口ともさん+笹井享介さんといえば、白いリボンです。 あの曲の録音では、お二人にマリンバのk-taさんを加え3人で「せーの」で打楽器隊を録音したのです。懐かしいです。 今回のライブ演奏では白いリボンも正調版で演奏出来るのです! そして久しぶりに「窓越しに見えるは」も演奏します。意外とアレンジがプログレッシブ。そしてコーラスが大変です。このコーラス、本当に大変でした。聴いている時はシンプルなのに、演奏すると大変な曲が多いのです。 適当にやって、それがうまく行く時もあれば(適当というと何ですが、あてはまる良い言葉がない)とても細かく決めてゆく時もあります。 たとえば、このツアーで、どこの会場でも演奏した「優しさ」は、毎回、全く演奏内容が変わっていました。細かく決めないパターンです。 対して「田中さん愛善通りを行く」とか、「とおりは夜だらけ」とかは、編成が違えど演奏内容を結構細かく決めており、だいたいどこの会場でも同じアレンジになります。 と、全体の緩急を見ながらリハーサルを進めて行きます。そしてともさんは、いつもその場の様子をうかがいつつ、音を加えて行きます。「リハーサルで色々試している最中のともさんの音」というのが、また良いのですよ。 鍵盤の良原さんはヨーロッパツアー帰りです。実際、火山の影響(ヨーロッパの飛行機の運行が止まった)で帰ってこれるのか、少々心配しましたが無事リハーサル初日より参加してもらえました。 おみやげありがとうございました。 そんなこんなで4日程のリハーサル経ていよいよ本番です。 演奏の参加者スタッフ、それぞれの足で会場入り。(他愛もないことなのですが、皆ばらばらに会場に入るところに東京感を感じます。東京以外の会場だとみんな揃って入るので…) 会場は六本木(西麻布)の「SuperDeluxe」です。いままで何度もお世話になっています。今回は縦方向にステージを組んでもらいました。とても広々しています。本番のリハーサルでモニタースピーカーのバランスを確認して行きます。楽器の持ちかえもあるので、都度細かくバランスを見て行きます。思えば地味な作業ですね。 そんなこんなで、またたく間にリハーサルは終了。 本番が近づき、着替えます。赤いサマーセーターみたいなのを着た私は、楽屋でもっぱらツービート呼ばわりです。 そして本番。「窓越しに見えるは」本番になるとなかなか楽しかったです。「退屈」や「白のフワフワ」久しぶりにやりました。「例え」でともさんがすごい量の雨を降らせてましたねぇ。「おはよう今日の日」とあわせて、あのバージョン、とても楽しかったです。 ありがたいことに予想外のアンコールもいただきまして、最後に「約束しよう」を演奏し、無事、ライブは終了。そして今回のツアーも終了しました。 演奏者のみなさん、スタッフのみなさん、そして観に来ていただいた皆様(遠くから来ていただいた方も多数でした。なんと海外からも!)ありがとうございました。みなさんのおかげで、とても印象的なツアーになりました。またすぐお会いしましょう!

日時 2010年5月16日(日)
場所 東京 SuperDeluxe

一部

M1 旅をしませんか
M2 レモンを買おう
M3 夕暮れ電車に飛び乗れ
M4 窓越しに見えるは
M5 退屈
M6 呼び声
M7 優しさ
M8 青い花

二部

M9 田中さん愛善通りを行く
M10 白いリボン
M11 出発
M12 あざやか
M13 とおりは夜だらけ
M14 例え
M15 おはよう今日の日

EN1 白のフワフワ
EN2 メロディ

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Live ぼくらの空気公団 ライブツアーレポート第3回(文/窪田渡)
2010年4月25日(日)名古屋 得三

ぼくらの空気公団ライブツアー、名古屋公演です。空気公団が名古屋に行くのは2006年以来なんと4年ぶり。本当にご無沙汰しておりました。前回は「あざやか」ツアーの時です。今回は「jellyfish」というイベントを催している方からのお誘いもあって、久々の名古屋です。久々といえば、今回は久々ドラム入りのライブ。しかも演奏者は笹井享介さん。去年の秋以来、久々です。ドラムレスのライブとドラム有のライブでは、当然演奏する時に意識する部分も違います。名古屋公演は空気公団+奥田+笹井のメンツ。今回のリハーサルではその部分を確かめると言いますか、ギアを変えると言った方が良いですね、その部分からスタートでした。大阪公演を終えて1週間後にリハはスタート。興奮冷めやまぬままリハーサル開始という感じです。ドラムが入ると、当然全体のレベル感は上がるのですが、それでうるさくなってしまっては意味がありません。エッジは立てつつ、うるさくはなく、というのが演奏上の一つのテーマでもあります。演奏からチューニングまで、ドラムのコントロールに長けている笹井さんならではの音像でリハーサルは順調に進みました。ツアーの途中で参加って大変なのです。リアレンジ物も多かったのでその部分でも大変だったかと思います…。本当にお疲れ様でした。さてさて、ライブ当日です。朝午前7時半、フワスタに集合。このツアーは本当に朝型ですね。(リハーサルも午前10時からだった)都内を出られる時間が到着時刻へ直接影響します。急いで出発。日曜朝だったので少々込んでいる所もありましたが概ね道路状況は順調。ドライバーは笹井さんのみ。男性陣は免許保有者笹井さんだけなので、頼りになります!途中の海見える休憩所で、海辺にペンギンが居たとの説もありましたが、大きな事件もなく、無事名古屋に到着しました。山本屋総本家でうどんを食し、会場へ。リハーサル開始です。前回の名古屋も得三、ステージ全体に「木」を使用しているので響きも木目調な気がします。全体のレベル感に気を使いつつリハーサルは終了。いよいよ本番です。いやー、久しぶりの場所とあって遊びに来られたお客さんからとても熱い「気」を受けてのライブとなりました。それもそのはず、すごいたくさんのお客さんが来てくれていたのです。ありがとうございました。「約束しよう」や「青い花」を正調版として演奏出来たのが楽しかったです。全公演終了したのにもかかわらず更にアンコールもいただいてしまいました。4年分の想いをいただいた気がします。終演後に「待っていた」との声をたくさん聞けた、本当にうれしい公演となりました。イベントを主催してくださったjellyfishさんのご尽力のおかげです(頭が下がります)。その日のうちに都内へ戻ったのですが、帰りたくない気分になるそんなライブでした。皆さん、また行きますね!

日時 2010年4月25日(日)
場所 名古屋 得三

一部

M1 旅をしませんか
M2 夕暮れ電車に飛び乗れ
M3 約束しよう
M4 呼び声
M5 とおりは夜だらけ
M6 例え
M7 青い花

二部

M1 田中さん愛善通りを行く
M2 白いリボン
M3 出発
M4 レモンを買おう
M5 退屈
M6 おはよう今日の日

EN1 メロディ
EN2 優しさ

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Live ぼくらの空気公団 ライブツアーレポート第2回(文/窪田渡)
2010年4月10日(土)大阪 Live Osaka KOO’ON/空音

ぼくらの空気公団ライブツアー、大阪公演です。去年フワデリで大阪に行って以来久しぶりの大阪公演。「空音」でのライブです。今回の大阪公演は空気公団 山崎、戸川、窪田にギター奥田健介さん、アコーディオン良原リエさんを加えた5人編成です。考えてみればイベント「空装」以来の良原さん。この5人は空装でも一緒に演奏しました。リハーサルの開始は4月1日から。千葉公演の余韻もそのまま、リハーサルがスタートした感じです。良原さんはアコーディオン以外にも鉄琴やシェイカー、コーラスと八面六臂の活躍。鍵盤が一人だと、「この音が欲しいが手が足りない」ということがあるのですが(それはそれで良い部分もあるのですけど)良原さんの鍵盤が居ると、演奏して出る音の世界がぐんと広がる楽しさがあります。演奏している時はどちらかと言うと「音を出す」という意識より「音を聴く」意識の方が大切なのですが、リハーサルの段階ですでに楽しく音が聴けてました。今回もドラムレスの編成、なかなか難儀な所もありますが、呼吸一つで音を合わせる感じが慣れると楽しいもので、人間の慣れとはなんとも調子が良いというか恐ろしいですね。で、本番当日の4月10日(土)。早朝渋谷に集合。運転をしてくれるのはカメラマンのTAKAMURADAISUKEさんと映像の津山伸さん。なんとか全員集合し(早起き御苦労さまでした…)天気にも恵まれ大阪を目指します。首都高速、東名高速と土曜日にもかかわらず空いていて道中は超順調、すらすら浜名湖まで到着です。ドライバー交代し、大阪を目指します。とても順調だったのですが、TAKAMURAさんの最近した仕事の話を聞いていると名神で降りるところを間違えてしまい、尼崎まで行ってしまいました。(しかしレンタカーはだいたいナビの声が「OFF」になっているのはなぜなんだろう。今回はそれが原因で降りるとこ間違えました。多分。)会場は「空音」。去年もここでライブを行いましたが、とてもきれいな会場です。ついてからすぐに楽器を組んでリハーサル。モニターの音づくりに少し手間取ったものの、概ね順調にリハーサルは終わりました。そしてとても広いホテルの1室のような楽屋で本番を待ちます。楽屋にはピアノがあるので皆演奏したりしていました。奥田君が「あざやか」を弾いたりする場面も。(とてもうまいのです!)さて、本番です。ライブが始まって早い段階で「おはよう今日の日」や「例え」をやったり、久々に「あざやか」をやったり、もちろん「田中さん、愛善通りを行く」もやったりと、緩急つけた選曲でした。「メロディ」も新アレンジで初演奏、初物ならではの緊張感。演奏していて、色々と新しい発見があったライブでした。メンバー自己紹介もあったり。(予想外の展開でした。)久しぶりの大阪、観に来て下さったお客さんから色々暖かいお言葉を頂いたり、また大阪以外からも観に来てくださった方もたくさんいらっしゃったのが印象的でした。「空音」方々も色々とお気遣いいただき皆さんにとても感謝です。ありがとうございました。終演後は3年前にライブを行った「カフェ マーサ」で打ち上ったり、たこ焼きを食べたり、次の日は千日前の純喫茶「アメリカン」で朝食を食べたりと大阪を満喫して帰京しました。良い旅でした。また行きたいです。

日時 2010年4月10日(土)
場所 大阪 Live Osaka KOO’ON/空音

一部

M1 旅をしませんか
M2 夕暮れ電車に飛び乗れ
M3 おはよう今日の日
M4 白いリボン
M5 例え
M6 約束しよう
M7 青い花

二部

M1 とおりは夜だらけ
M2 呼び声
M3 あざやか
M4 レモンを買おう
M5 田中さん、愛善通りを行く

EN1 メロディ
EN2 優しさ

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Live ぼくらの空気公団 ライブツアーレポート第1回(文/窪田渡)
2010年3月27日(土)千葉 cafeSTAND

5月16日に終了しました「ぼくらの空気公団」ツアー。 各会場、多くの方にご来場いただきありがとうございました。 第一回目は、千葉cafeSTAND公演、限定55人のライブ 今回のツアーの準備は昨年から始まっていました。 cafeSTANDさんでのライブが決まったのは確か2009年の秋。 そして何の曲を演奏しようかと、演奏曲が決まったのは 2009年の年の瀬、12月29日。なんだかすごい日に決めてますね。 そして演奏メンバーが決定し、リハーサルが始まったのは1月10日。 最初は空気公団3人だけのリハーサルを2か月ほど行いました。 (実は今回のツアー、「ぼくらの空気公団」の曲を完全コピーして フル編成でツアーを行おうという案もあったのですが、 完全コピーするためには、ツアーメンバーが20人位の編成になりそうで 色々と無理だなと、その案はお流れになりました。) 昨年は「フワデリ」という3人ライブを行っていたのですが、 やはり3人だけだと、どうしてもアレンジ上物足りない部分が多く 音圧や奥行きを求めて色々と試行錯誤していました。 今回は「フワデリ」に比べ演奏メンバーが多いのですが、 3人のリハーサルでは、そんな「フワデリ」の経験を基に、 楽曲の核となる使用楽器や音色などを決めて行きました。 (この試行錯誤のおかげで楽器の数がずいぶんふえました。) そして3月に入り、ギターの奥田健介さんを迎えたリハーサルを開始。 奥田君の素晴らしい、絶妙な演奏で楽曲に彩りが加わります。 そしていよいよ2010年3月27日(土)… 当日は午後に全員集合です。天気は良好。 4人編成のバンドの荷物とは思えない量の機材と (フワデリの試行錯誤の結果です…) 荷物を乗せて都内から車で千葉に向かいます。 順調に車は進み、cafeSTANDへ到着。 お店の方とは初対面、皆さんにごあいさつして準備が始まります。 カフェのお客さんがいる中のセッティングかと 思いきや、なんとその日はライブのためカフェはお休みとのこと。 普段は多くのお客さんでいっぱいのカフェスペースが 今日は楽屋として使用できるのです。なんという贅沢さ。 そしてライブは真っ白い壁が美しい3階で行われます。 (cafeSTANDさんは3階建てなのです。) カフェライブって、気軽にやれる印象があるかもしれませんが 実はライブハウスでライブを行うよりも準備が大変なのです。 演奏の環境を0に近いところから整えて行く準備が必要があるのですが、 スタッフの方のおかげで、とても順調にリハーサルが行われました。 本当に素晴らしい環境をありがとうございました。 そしていよいよ本番を待つのみ。 本番までは、楽屋でめいめいの時間を過ごします。 特に出かけたりもしません。 ゆかりさんと戸川君は早くも衣装に着替えてます。 楽屋(=カフェ)にはたくさんの面白そうな本が。 そして窓の外は教会が。きれいな街並みです。 さて、いざ本番です。 ステージ上から見る客席はまさに「人の壁」でした。 お客さんの近さもあって、気が伝わってきます。 今回のツアーは「夕暮れ電車に飛び乗れ」からスタートです。 いつもは一部、二部制のライブですが、今回は一部制、 本当はあまり喋るつもりはなかったのですが たくさん喋ってしまいました。 「おはよう今日の日」は今回初披露の別バージョンでした。 コード進行を少なくし、各楽器のリフが重なるアレンジです。 曲の前半後半とで音の世界が変わり、後半は歪んだ音が行きかいます。 (言葉で説明するの難しいね。) 「元バージョンやれー」と言われるかと思いきや そんなことはなく、皆よろこんでいただけたようで うれしかったです。 そんなこんなでライブは終了し、ご来場の皆さんにご挨拶。 思うことは皆さんの暖かさです。いつもありがとうございます。 そして、片づけの後は会場で打ち上げ。cafeSTANDさんのおいしい食事で 打ち上げでした。(しあわせ) その際、空気公団のライブを行うために、時間をかけて丁寧に準備をされたことなど お店の方からお伺いしました。こちらこそ本当にどうもありがとうございました。 いつもツアーの初日はとても緊張気味なのですが、 今回はまったく緊張がなかった。 きっとあのお客さんやスタッフの集うcafeSTANDの空間が そんな余計な気分をやわらげてくれたのかなあと思います。 最高の初日でした。またお邪魔しますね。

日時 2010年3月27日(土)
場所 千葉 cafeSTAND

M1 夕暮れ電車に飛び乗れ
M2 白いリボン
M3 レモンを買おう
M4 出発
M5 例え
M6 グラデーション
M7 とおりは夜だらけ
M8 呼び声
M9 旅をしませんか
M10 青い花
M11 おはよう今日の日

EN1 田中さん、愛善通りを行く
EN2 優しさ